2026年6月、ワコムは特定非営利活動法人WELgee(ウェルジー)とともに、日本で暮らす難民(以下、Internationals)を対象としたデジタルアートワークショップを開催しました。
本ワークショップは、多様な文化背景を持つInternationalsとアートを通じて交流し、互いの文化や価値観への理解を深めることを目的に開催しました。6月20日の「世界難民の日」に合わせて、「Hope(希望)」をテーマに、参加者一人ひとりが自身の思いや未来への願いを表現し、共有しました。
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WELgeeは、日本に逃れてきた難民の就労・キャリア支援に取り組むNPO法人です。支援活動の中で、アートやクリエイティブ分野での経験やスキルを持つInternationalsがその能力を活かせる機会が少ないという課題があるといいます。また、生活基盤の確保を優先せざるを得ず、本来の専門性を発揮できないケースも少なくないそうです。今回の企画には、アートを通じて自らのルーツやアイデンティティを見つめ直し、日本での新たなつながりや可能性を広げてほしいという思いが込められました。
ワークショップは二部構成で実施しました。第一部ではInternationalsが作品制作を行い、第二部ではワコムのチームメンバー(社員)も加わり、作品発表と交流会を実施しました。
第一部には、ウクライナ、シリア、アフガニスタン、リベリア、エチオピア出身の7名が参加。母国でデザイナーやアーティストとして活動していた方や、現在も仕事や趣味でクリエイティブ分野に携わる方々を中心に集まりました。制作には、ワコムの液晶ペンタブレット「Wacom One」シリーズと、レノボ・ジャパン合同会社の機材協力によるノートブックPC「ThinkPad T14 Gen 5」を使用。参加者は「Hope」をテーマに、それぞれの思いを表現しました。
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会場に入るとすぐにペンを手に取り、描き始めるInternationalsの姿が見られました。初めてデジタルドローイングに挑戦する方もいましたが、ツールを使いこなしながら、真剣な表情で作品づくりに取り組んでいました。
第二部では、ワコムのチームメンバーも加わり、作品に込められた背景や思いを共有する交流会を実施しました。Internationalsの母国や日本での暮らし、文化や言語の違いに触れながら、作品に込められた願いやメッセージを共有。それぞれのストーリーに耳を傾けることで、参加者同士の理解が深まりました。
また、参加者全員による共同制作にも取り組みました。一枚のキャンバスに、それぞれの言語で「希望」を書いたり、関連する言葉やマークを記したりしながら、一つの作品を完成させました。アラビア語やファルシー語(ペルシア語)など、普段目にする機会の少ない文字に驚きの声が上がったり、「何と書いてあるのですか?」といった質問が交わされる場面もありました。
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今回の「Hope(希望)」というテーマは、WELgeeスタッフの発案によるものです。シリアから日本へやって来た発案者にとって、「かく」ことは自身の思いや背景を表現する身近な手段であり、異なる文化や言語を持つ人々と理解し合うための大切なツールでもあります。参加者それぞれが自分のストーリーを表現し、未来への希望を共有することで、つながりやレジリエンス(困難を乗り越え前に進む力)を感じられる機会となりました。
ワコムは今後も「かく」ことの力を活かし、多様な人々がつながり、豊かな表現を共創できる機会づくりに取り組んでまいります
多様な文化背景を持つ難民の方々と、デジタルアートを通じて交流し、互いの文化や価値観への理解を深めました。
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