特定非営利活動法人 ジャパンハートへ製品を寄贈
2026年2月、ワコムは特定非営利活動法人 ジャパンハートへ、ペンタブレット「Wacom Intuos Medium」8台を寄贈しました。寄贈製品は、同法人がミャンマーで運営する児童養育施設「Dream Train」にて、こどもたちの創作活動に活用されています。また、2026年5月には、寄贈した製品を使ったワークショップを実施しました。
ジャパンハートは、東南アジアを中心に国内外で20年以上にわたり無償の医療サービスを提供しているNPO法人です。医療支援にとどまらず、生活・教育・就労支援を通じて、こどもたちがよりよく生きるための社会づくりを目指しています。絵を描くことが好きなこどもたちの様子を共有いただき、「描く」を通じたコラボレーションの可能性について対話を重ねる中で、今回の取り組みが実現しました。
こどもたちが安心・安全に過ごすためにペンタブレットを活用
寄贈した製品は、Dream Trainにて、こどもたちが創作を楽しみながら、将来のキャリアパスの選択肢としてクリエイティブの可能性に触れるために活用されます。
Dream Trainは、HIV孤児や貧困家庭のこどもたちの生活と教育、就労を支援するため、2010年にミャンマー・ヤンゴンに開設された施設です。こどもたちの夢の実現を見据えた長期的な支援を行っており、近年では、同施設初となるヤンゴン芸術大学へ進学したこどももいます。一方で、不安定な情勢や生活環境の影響により、こどもたちは限られた灯りの中で勉強をしたり、自由に外出できない状況に置かれています。ストレスの多い環境や集中できる時間が制限される中で、自分の心と向き合い、安心して没頭する時間を過ごすための道具としても、ペンタブレットの活用が期待されています。
寄贈した製品を活用したワークショップを実施
2026年5月11日から14日までの4日間、Dream Trainで暮らすこどもたちが施設内で安全に楽しめる夏休みのアクティビティの一環として、「Creative Spark Workshop」を開催しました。9歳から18歳までの20人のこどもたちが4グループに分かれ、寄贈したペンタブレットを使いデジタルドローイングを学びました。初めて目にするペンタブレットを不思議そうに手にとり、集中して描く姿が印象的でした。
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ワークショップでは、こどもたちの将来の選択肢を広げるため、ミャンマーで活動するアーティスト・Arctico Wolf氏、Apolo Crimson氏を講師に迎え、これまでの歩みや現在の活動についてお話いただきました。家族にアーティストという仕事をどのように理解してもらうか、停電に備えながらどのように制作を続けているかなど、ミャンマーの文化や生活環境に根ざしたリアルな体験談を共有いただきました。また、ペンタブレットやアプリの使い方についても丁寧に指導いただき、こどもたちにとってプロから絵を学ぶ貴重な機会となりました。
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| Arctico Wolf氏とApolo Crimson氏によるアーティストトークとデジタルドローイング講座 | |
作品発表会も実施
ワークショップから一週間後の5月21日には、作品発表会を実施しました。会場にはDream Trainのこどもたち約100名が集まり、初めて制作したデジタルアート作品が披露されました。
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| 作品発表会に集まったDream Trainのこどもたち |
制作テーマは、ワコムのSocial Initiativesのテーマでもある「心の灯り」。嬉しい気持ち、悲しい気持ち、好きなこと、嫌いなことなど、自分の心の中にある思いを自由に表現してもらいました。美しい自然や風景を描いた作品、幸せだった時間、苦悩や悲しみを表現した作品など、作品づくりを通して、こどもたちがさまざまな感情と向き合った様子がうかがえました。
発表会には、ワークショップを支えていただいたアーティスト・Arctico Wolf氏とApolo Crimson氏もオンラインで参加。こどもたちの創作を間近で見守ってくださったお二人が、創作への取り組みを称え、「Creative Spark Award」として2作品を選定しました。受賞作品は、Social Initiativesの特集ページ「私たちの灯り」にて、今後紹介予定です。
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| グループごとに自身の作品についてプレゼンテーションを実施 | |
こどもたちの自信や視野を広げる体験へ
今回の企画を伴走してくださったDream Trainのプロジェクトディレクター・那須田玲菜さんからは、今後のペンタブレット活用について次のようなコメントをいただきました。
「ワークショップを体験したこどもたちが継続して活用し、今後は他のこどもたちに向けて、参加したこどもたちがインストラクターとなる講座の実施も考えています。スキルの定着や深化につながるだけでなく、新たな体験機会にもなるため、今後も施設内で広く活用していきたいと思います。
また、地域のお祭りなどでの作品展示や、Dream Trainが実施するクラウドファンディングのリターン制作など、こどもたちがペンタブレットでデザインに取り組む機会も増やしていきたいと考えています。
自分の作品が誰かに届き、感動や喜びにつながる経験は、こどもたちにとって大きな自信になるはずです。そうした経験を通して、将来のキャリアパスのひとつとして、クリエイティブの可能性を実感することができるのではないかと思います。こどもたちと一緒にアイデアを出し合いながら、自信や視野を広げる体験につながるよう活用していきたいです。」
ワークショップや作品発表会にオンラインで参加したワコムのチームメンバー(社員)にとっても、新たな「描く」に出会う貴重な時間となりました。Dream Trainのこどもたちが、これからもたくさんの「描く」時間を通じて、心豊かに成長していくことを願っています。
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自分たちで組み立てて、広げて、しまって、また一緒に旅に出る。壊すのが当たり前であった展示什器の在り方を大きく変えた「旅するKOPPA」が誕生しました。

建築現場の端材を活かせないかと、建築家の伊藤維さんの呼びかけで生まれた家具「KOPPA」。ワコムとの出会いは小さな偶然がきっかけでした。

私たちの毎日を支えてくださっている「誰か」へ、ありがとうの気持ちを届けたい。チームメンバーから寄せられたメッセージです。

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東京工業高等専門学校で技術者を目指す学生を対象にマーケティングの講義を行いました。

高校生のデジタルコンテンツ制作支援のため、倉庫に眠るペンタブレットを高校のクラブ活動や学校対抗のコンテストの副賞として毎年贈呈しています。

学習中の視線データとペンの動きから、生徒個人の学習特性を明らかにし、個人に合わせた学習環境を提供する「教育向けAIインク」を開発しました。

ブルガリアで働くソフトウエアデザイナー、ヨアナ・シメノヴァは、子どもたちのITクラスをもっと楽しくしたいとWacom Intuosを学校に導入しました。