ヴァチャ川の自然を守るために/ワコム・ソフィアオフィスのボランティア活動

2026年6月、ワコム・ヨーロッパ・ソフィアオフィスのチームメンバー(社員)は、ブルガリア・プロヴディフ近郊を流れるヴァチャ川で、環境保全団体「Balkanka Association」が実施する河川清掃ボランティアに参加しました。

この活動は、Earth Day(アースデイ)およびWorld Fish Migration Day(世界魚類回遊の日)にちなみ実施されたもので、現在および以前ワコムで働いていたチームメンバー、地域の方々、そして子どもたちが参加し、世代を超えて川の環境を守る活動に取り組みました。



ヴァチャ川は、ブルガリア南部を112kmにわたって流れる河川です。ロドピ山脈の豊かな自然の中を流れ、在来種の魚や多様な鳥類、野生動物が生息する、生物多様性に富んだ環境が広がっています。自然保護区にも指定されているエリアを含み、地域の人々にとっては釣りやハイキング、ピクニックなど、さまざまなアクティビティを楽しめる身近な自然として親しまれています。

活動は早朝から始まり、13名のボランティアが協力して川や周辺エリアの清掃を行いました。プラスチック包装や使い捨てカップ、飲料缶など、自然環境には残されるべきではないさまざまなごみを回収しました。毛布やマットレス、水中に沈んだ古い靴や衣類、工業用工具や大型の廃棄物など、予想もしなかったごみも次々と見つかりました。清掃活動は次第に「誰が一番驚くごみを見つけられるか」を競う宝探しのような雰囲気に。参加者同士で見つけたごみを共有しながら、驚きを分かち合い、協力して清掃を進めました。

   
   

今回の取り組みは、自然を守るという共通の目的に加え、世代を超えた地域コミュニティとの交流も目的としていました。現在および以前ワコムで働いていたチームメンバー、地域の方々、そして子どもたちが一緒に活動することで、環境保全や適切なごみ処理の大切さについて考える機会となりました。参加者からは、「自然は私たち一人ひとりにとってかけがえのない存在です。責任を持って守らなければならないと感じました」という声が寄せられました。

この活動が実現したのは、参加してくださった皆さんの協力と、Balkanka Association、そして中心となって企画・運営を進めたチームメンバー・Dobromir Balabanovの情熱があったからです。

Beyond the code:コードの先にあるもの
ワコム・ヨーロッパでリードソフトウェアエンジニアとして働くDobromir Balabanovは、人々がアイデアを形にするための技術開発に携わっています。一方で、仕事で培った経験を活かし、河川や自然環境の保全にも積極的に取り組んでいます。

今回のヴァチャ川清掃活動では、Balkanka Associationとの連携をはじめ、企画・運営の中心となり、ワコム・ヨーロッパのチームメンバーへ参加を呼びかけました。このインタビューでは、環境保全活動への思いや、その原動力、そしてワコムでの経験がどのようにつながっているのかについて話を聞きました。



――自然や川を守る活動に取り組むようになったきっかけを教えてください。
Dobromir:幼い頃、祖父と一緒によく川で釣りをして過ごしました。幼少期から、自然や植物、動物が大好きでした。Balkanka Association への参加は、2019年にある河川を守るためのデモ活動に参加したことがきっかけです。そこで同団体のメンバーと出会ったことから、河川の保全や自然環境を守るためのさまざまな活動に積極的に参加しています。

――特に印象的であった活動を教えてください。どのような課題があり、どのような成果につながりましたか?
Dobromir:どの活動にも思い入れがありますが、特に印象に残っているのは子どもたちを対象にした「Green Schools Program(グリーンスクールプログラム)」です。このプログラムは全国各地で開催されており、私は主催者として携わったことも、共同運営者として参加したこともあります。苦労したことは、環境に関する複雑なテーマを、子どもたちにわかりやすく、興味を持ってもらえるように伝えることです。また、このプログラムは保護者も一緒に参加するため、世代を超えた学びの場となっています。活動を通じて、川の仕組みやその重要性については、子どもだけでなく、大人も十分に知らないことが多いと実感しました。

――ワコムでの仕事は、環境保全活動や地域の清掃活動にどのように活かされていますか?

Dobromir:チームメンバーの一人として、当社が環境への取り組みに真摯に向き合っていることを頼もしく感じています。環境に配慮した製品設計や責任ある資材調達、環境負荷の低減、情報開示の透明性向上など、環境への取り組みは着実に前進を続けていると感じています。また、デジタルインクは紙の使用量削減への貢献にもつながりますし、耐久性の高い製品をつくることで電子廃棄物の削減にもつながると考えています。ワコムで働くことで培われたコミュニケーション能力やマネジメントのスキルは、環境保全活動においても、取り組みを円滑に進め、多くの人に参加を呼びかけるうえでの大きな力になっています。

私にとって、事業活動やサステナビリティを通じて社会によりよい影響を与えようと取り組む企業で働けることは、大きな励みです。私自身も、地域での活動を通じて河川や自然を守り、その想いを自分なりの形で実践していきたいと考えています。

寄稿:Maya Nikolova(ワコム・ヨーロッパ、ブルガリア・ソフィアオフィス、シニアHRスペシャリスト)
翻訳:天野美樹(株式会社ワコム、Social Initiatives担当)


プロジェクト一覧

ヴァチャ川の自然を守るために/ワコム・ソフィアオフィスのボランティア活動

ワコム・ソフィアオフィスのチームメンバーは、ブルガリア・プロヴディフ近郊を流れるヴァチャ川でBalkanka Associationが実施する河川清掃ボランティアに参加しました。

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「旅するKOPPA」の物語

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私たちの灯り-“That Spark Inside”
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私たちの取り組みで大切にしている「灯り」をテーマにアートコンテストを開催しました。作品を通して、チームメンバーが大切にしている心の灯りの存在を紹介します。

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未来のエンジニアたちにマーケティングの講義

東京工業高等専門学校で技術者を目指す学生を対象にマーケティングの講義を行いました。

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一台に最後まで責任を持つ
セールス担当の取り組み

高校生のデジタルコンテンツ制作支援のため、倉庫に眠るペンタブレットを高校のクラブ活動や学校対抗のコンテストの副賞として毎年贈呈しています。

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未来の教育を考える
ライフロングインク×AI

学習中の視線データとペンの動きから、生徒個人の学習特性を明らかにし、個人に合わせた学習環境を提供する「教育向けAIインク」を開発しました。

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授業をもっと楽しく、クリエイティブに
Wacom Intuosを学校に導入

ブルガリアで働くソフトウエアデザイナー、ヨアナ・シメノヴァは、子どもたちのITクラスをもっと楽しくしたいとWacom Intuosを学校に導入しました。

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